新着情報&スタッフブログ

首都圏既存木造戸建て価格、反転上昇

東京カンテイは9日、2020年5月の主要都市の中古(既存)

木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、

敷地面積100~300㎡、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分

以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権

の物件。

 

首都圏の平均価格は3,256万円(前月比1.9%上昇)と、反転

上昇した。都県別では、東京都は5,293万円(同9.1%上昇)

と、大きく反転上昇。神奈川県は3,348万円(同3.8%下落)

と、反転下落に。千葉県は2,093万円(同2.5%下落)と2ヵ

月連続で下落した。埼玉県は2,526万円(同4.0%上昇)と

3ヵ月ぶりに反転上昇となった。東京都と埼玉県で価格を戻

した一方で、神奈川県と千葉県は下落し、全体的には強含み

に転じたと言えるほど戻し切れていない状況。

 

近畿圏の平均価格は2,356万円(同7.0%下落)と、2ヵ月連続

下落。主要府県別では、大阪府が2,509万円(同12.5%下落)

と3ヵ月ぶりに大きく反転下落。兵庫県は2,175万円(同6.7%

下落)と4ヵ月連続の下落となった。京都府は3,618万円(同

6.1%上昇)と大きく反転上昇。近畿主要3府県では大阪府と

兵庫県で大きく下落し、平均価格を押し下げた。

 

中部圏は2,334万円(同1.5%上昇)、愛知県は2,791万円(同

0.6%上昇)と、2ヵ月連続上昇となった。

 

福岡県は2,054万円(同7.2%下落)と、大きく反転下落した。

2020年6月9日6:49 PM

国交省:「工期の基準」骨子案。全般・工程別・分野別に整理、受発注者の考慮事項抽出

国土交通省は、中央建設業審議会が作成する工期に関する

基準の骨子案をまとめた。基準は適正な工期設定で受発注

者双方が考慮すべき事項の集合体と位置付ける。適用範囲

は公共・民間問わず建設工事に関わるすべての受発注者と

し、双方の責務を明確化。工期全般、工程別、分野別に考

慮事項を整理する。働き方改革や生産性向上に関する取り

組み事例も盛り込む。

 

中建審に設置した工期の基準作成ワーキンググループの第

4回会合を4日に東京・霞が関の省内で開催。これまでの会

合を踏まえ基準の骨子案を提示した。

 

基準は、総論。工期全般にわたって考慮すべき事項。工程

別に考慮すべき事項。分野別に考慮すべき事項▽働き方改

革・生産性向上の取り組み。その他-の6章で構成。改正

建設業法で規定する「著しく短い工期の禁止」の勧告につ

いては、基準を踏まえるとともに、過去の同種類似工事の

実績との比較などを行い、許可行政庁が工事ごとに個別判

断するとした。

 

基準を適用する工期を「建設工事の施工着手段階から竣工

までの契約工期を指す」と定義する。公共工事では発注者

が設定。民間工事は、発注者の工期概算後、受注者の提案

を受けて、受発注者双方の合意で設定。受注者が施工段階

の前から関与して、発注者が設定-の2通りを示した。

 

発注者の責務には設計図書で施工条件をできるだけ明確に

することや、生産性向上の取り組みを推進するため受注者

に協力するよう努めることなどを明記。民間工事では建設

業の働き方改革のため適正な工期設定が必要だとエンドユ

ーザーに理解を求め、工事を進めることが重要とした。

 

受注者の責務には適正な工期に沿った見積もりの提出に努

め工期ダンピングを行わないことや、施工条件が不明瞭な

場合、発注者に伝えて条件を明らかにすることなどを盛り

込む。

 

工期全般の考慮事項には、自然要因や休日・法定外時間、

関係者との調整などを列挙。追加工事や設計変更がある場

合、必要に応じて工期延長を含め適切に工期を変更するこ

とが重要とし、受発注者協議の上、適切に工期変更すると

した。

 

工程別では、準備、施工、後片付けの3段階に分け、それ

ぞれに考慮事項を整理。全体工程のしわ寄せが後工程に生

じないよう、各工程で適切に進捗管理。工程の遅れが工期

全体に影響する場合は適切に対応するとした。分野別では

住宅・不動産。鉄道。電力。ガス-の4分野それぞれの特徴

を踏まえ考慮事項をまとめた。

2020年6月8日6:13 PM

改正都市再生特別措置法が成立

災害危険区域等に係る開発許可基準の見直しや「居心地

が良く歩きたくなる」まちなかづくり計画の策定等を盛

り込んだ「都市再生特別措置法等の一部を改正する法律

案」が3日、参議院で可決、成立した。

 

安全なまちづくりに向け、災害ハザードエリアにおける

新規立地を抑制。ハザードエリアからの移転を促進する

ため、市町村による移転計画制度を創設する。また、立

地適正化計画の居住誘導区域から災害レッドゾーンを原

則除外。立地適正化計画の居住誘導区域内で行なう防災

対策・安全確保策を定める「防災指針」の作成を盛り込

んだ。

 

「居心地が良く歩きたくなる」まちなかの創出へ、市町

村が作成する都市再生整備計画に「居心地が良く歩きた

くなる」まちなかづくりに取り組む区域を設定し、駅前

のトランジットモールの整備など歩行者空間の創出等を

官民一体で推進。道路・公園専有の円滑化により、まち

なかを盛り上げるエリアマネジメントを推進する。

 

なお同法は、一部を除き、公布の日から起算して三月を

超えない範囲内において、政令で定める日から施行する

こととしている。

2020年6月7日10:19 AM

2月の不動産価格指数、住宅総合は前月比微増

国土交通省は5日、2020年2月分の不動産価格指数(住宅)

を公表した。10年の平均を100として算出した。なお、

今月より即時的な動向を把握するために季節調整を実施。

前月との比較を公表する。

 

同月の住宅総合指数は114.3(前月比0.7%上昇)と前月

から若干増加した。住宅地は101.7(同7.7%上昇)、戸建

住宅は100.8(同0.8%下落)、区分所有マンションは

151.0(同0.0%下落)となった。

 

都市圏別では、南関東圏は住宅総合116.9(同1.5%上昇)、

住宅地105.4(同7.6%上昇)、戸建住宅98.3(同1.1%下落)、

マンション145.5(同0.8%上昇)。名古屋圏は住宅総合

108.4(同2.4%上昇)、住宅地100.2(同9.9%上昇)、

戸建住宅101.9(同0.8%上昇)、マンション148.7(同2.5%

下落)。京阪神圏は住宅総合121.0(同1.8%上昇)、住宅

地106.4(同8.4%上昇)、戸建住宅106.0(同0.8%上昇)、

マンション158.9(同2.2%下落)。

 

東京都の住宅総合は128.6(同0.9%上昇)、住宅地114.3

(同5.3%上昇)、戸建住宅103.8(同3.3%下落)、マン

ション151.8(同0.8%上昇)だった。

 

併せて19年第4四半期における商業用不動産の季節調整を

行なった不動産価格指数も公表。総合指数は121.9(前期

比1.4%下落)となった。

2020年6月6日10:22 AM

フラット35、コロナ関連の相談2,000件超

住宅金融支援機構は4日、新型コロナウイルス関連の相談

件数(2020年2月~5月)が、累計2,265件に達したと発表

した。

 

ローン返済の猶予を求める声や、ボーナス返済を取りやめ

ることができるかといった相談が寄せられているという。

こうした状況を受け、返済方法変更の承認件数も5月に入っ

てから急増(1,006件、4月は198件)し、累計で1,206件と

なった。

 

同機構では今後も、フラット35等を利用中の顧客に対する

相談窓口を通じ、各種の返済方法変更メニューを伝え、

利用者の返済継続を支援する。返済方法変更メニューは、

(1)返済特例(返済期間の延長や元金の返済に据置期間を

設定することで、毎月の返済額を減らす)、(2)中ゆとり

(顧客と相談した期間内で、毎月の返済額を減らす)、

(3)ボーナス返済の取りやめ(このほか、ボーナス返済月の

変更、毎月分・ボーナス返済分の返済額の内訳の変更も

可能)。これらは同時に組み合わせることもでき、手数料

は不要。

2020年6月5日10:15 AM

リ・バース60、19年度も付保実績が倍増

住宅金融支援機構は29日、2019年度および20年1~3月の

リバースモーゲージ型住宅ローン「リ・バース60」の

利用実績等を公表した。

 

同商品は、60歳以上が対象の住宅融資保険を活用した金融

機関によるリバースモーゲージ。毎月の支払いは利息のみ

で、元金は利用者が死亡した時、担保物件の売却で一括返済

する仕組み。

 

19年度の同ローンの付保申請戸数は980戸(前年度比91.8%

増)、付保実績戸数687戸(同133.7%増)、付保実績金額

93億6,000万円(同111.3%増)といずれも大幅増、取扱金融

機関数も65(同13機関増)となった。

 

申込者の平均像は、年齢70歳、年収338万円。63%が年金

受給者で、使途は「戸建新築」(33.6%)、「戸建てリフォ

ーム」(24.8%)、「新築マンション購入」(21.0%)など。

資金計画は、所要額2,741万円、融資額1,523万円、毎月返済

額3万円。利用タイプは、98%がノンリコース型。

 

なお、20年1~3月は、付保申請戸数264戸(前年同期比61.0%

増)、付保実績戸数233戸(同104.4%増)、付保実績金額36億

2,000万円(同90.5%増)、取扱金融機関数65(同13機関増)。

2020年6月4日11:09 AM

フラット35金利、3ヵ月ぶりに下降

住宅金融支援機構は1日、取扱金融機関が提供する

「フラット35」(買取型)の6月の適用金利を発表

した。

 

借入期間21年以上(融資率9割以下)の金利は、

年1.290%(前月比0.01%下降)~年2.030%(同

変動なし)。取扱金融機関が提供する金利で最も多い

金利(最頻金利)は、年1.290%(同0.01%下降)と

なった。

 

借入期間が20年以下(融資率9割以下)の金利は、年

1.220%(同0.01%下降)~年1.960%(同変動なし)。

最頻金利は、年1.220%(同0.01%下降)となった。

 

また、フラット50の金利は、融資率9割以下の場合は年

1.620%~2.120%、9割超の場合は年1.880%~2.380%。

2020年6月2日9:11 PM

4月の住宅着工、6.9万戸と10ヵ月連続減

国土交通省は29日、2020年4月の建築着工統計を発表した。

同月の新設住宅着工戸数は6万9,162戸(前年同月比12.9%減)

と、10ヵ月連続で減少した。新設住宅着工床面積は571万

1,000㎡(同12.4%減)で9ヵ月連続の減少。季節調整済年率

換算値は79万7,000戸(前月比12.0%減)となり、3ヵ月ぶり

に減少した。

 

利用関係別では、持家が2万1,015戸(前年同月比17.4%減)

で、減少は9ヵ月連続となった。貸家は2万4,976戸(同15.4%

減)となり、20ヵ月連続の減少。分譲住宅は2万2,557戸(同

3.6%減)と6ヵ月連続で減少した。分譲住宅のうち、マン

ションは1万723戸(同2.3%増)、一戸建住宅は1万1,665戸

(同8.1%減)となった。

 

三大都市圏別では、首都圏は総数2万4,903戸(同13.1%減)

で、内訳は持家4,295戸(同18.3%減)、貸家9,613戸(同

19.1%減)、分譲住宅1万741戸(同3.6%減)。中部圏は総数

8,982戸(同10.9%増)で、内訳は持家3,301戸(同4.1%減)、

貸家2,519戸(同0.4%減)、分譲住宅3,139戸(同61.4%増)。

近畿圏は総数1万30戸(同15.7%減)で、内訳は持家2,446戸

(同25.7%減)、貸家3,639戸(同13.7%減)、分譲住宅

3,780戸(同13.4%減)だった。

2020年6月1日10:19 AM

20年度の建設投資、前年比微減の見通し

建設経済研究所と経済調査会 経済調査研究所は27日、

「建設経済モデルによる建設投資の見通し」(2020年

5月)を公表した。19年10~12月期の国民経済計算(四

半期別GDP速報)を踏まえ、19・20年度の建設経済を

予測している。

 

建設投資全体では、19年度が61兆7,900億円(前年度比

1.5%増)、20年度が60兆7,500億円(同1.7%減)を見

込む。20年度当初は、新型コロナウイルス感染症の

影響により、実体経済の落ち込みによる民間建設投資の

減少が懸念されると予測。

 

年度別に見ると、19年度は、政府建設投資21兆8,800億円

(同5.7%増)と、前年度を上回る水準を予想。民間住宅

投資は、住宅着工戸数が前年度比7.3%減となったこと

から、16兆7,000億円(同1.3%減)と予測。民間非住宅

建設投資は、着工床面積が前年度比6.6%減となった一方、

民間土木工事が堅調であることから、民間非住宅建築投資

を同2.8%減、民間土木投資を同4.2%増と予測し、全体

では16兆9,700億円(同0.6%減)とした。

 

20年度は、政府建設投資が22兆4,800億円(同2.8%増)

と、前年度に比べ微増と予想。民間住宅投資は、住宅着工

戸数を同6.6%減と予測し、15兆7,000億円(同6.0%減)と

した。民間非住宅建設投資は、着工床面積を前年度比5.6%

減と予測。民間非住宅建築投資は前年度比8.3%減、民間

土木投資は同4.4%増で、全体では16兆2,700億円(同4.2%

減)と予測している。

2020年5月31日10:29 AM

フラット35、19年度は保証型の実績が伸長

住宅金融支援機構は29日、2019年度および20年1~3月の

「フラット35」の申請戸数および実績戸数、実績金額を

発表した。

 

19年度は、買取型が申請戸数10万3,861戸(前年度比2.4%

増)、実績戸数7万6,460戸(同0.7%減)、実績金額2兆

3,251億7,428万円(同2.3%増)。保証型が申請戸数1万

8,096戸(同36.4%増)、実績戸数1万2,896戸(同48.2%

増)、実績金額3,709億1,967万円(同53.3%増)だった。

保証型は取扱金融機関が7機関(同3機関増)と増えた

こと、既存取扱金融機関の申請戸数も増えたことで実績が

伸長した。

 

また20年1~3月は、買取型が申請戸数2万3,322戸(前年

同期比0.9%減)、実績戸数1万9,697戸(同3.9%減)、実績

金額6,162億3,028万円(同0.4%減)。保証型が申請戸数

4,367戸(同22.9%増)、実績戸数3,803戸(同31.3%増)、

実績金額1,121億4,861万円(同36.7%増)だった。

2020年5月30日10:04 AM