8月のレインズ、成約報告増加

不動産流通推進センターは20日、2024年8月の指定流通機構
(レインズ)の活用状況を公表した。

新規登録件数は31万2,635件(前年同月比3.2%減)
と5ヵ月連続でマイナスとなった。
成約報告件数は4万1,087件(同5.7%増)
とプラスに転じた。
総登録件数は87万2,663件(同0.7%減)
と、3ヵ月連続のマイナス。

売り物件については、新規登録件数が11万1,820件(同5.0%増)
と、20ヵ月連続プラス。
成約報告件数は1万3,220件(同7.6%増)
と15ヵ月連続でプラス。
登録件数は42万4,157件(同11.2%増)
となり、27ヵ月連続で増加した。

売り物件を取引態様別に見ると、
新規登録のうち媒介契約が7万1,055件(同9.4%増)。
このうち専属専任媒介が1万452件(同7.2%増)、
専任媒介が3万7,244件(同10.8%増)、
一般媒介が2万3,359件(同8.0%増)。
売り主は3万9,198件(同1.1%減)、
代理は1,567件(同16.6%減)。

成約報告については、
媒介契約が1万973件(同10.8%増)。
そのうち専属専任媒介が2,205件(同14.8%増)、
専任媒介が7,074件(同9.7%増)、
一般媒介は1,694件(同10.6%増)。
売り主は2,187件(同6.9%減)、
代理が60件(同36.4%増)だった。

2024年9月24日8:39 PM

基準地価、3年連続の上昇で上昇率拡大

国土交通省は17日、令和6年度都道府県地価調査
(7月1日時点)を発表した。
調査地点は2万1,425地点。

地価の平均変動率は、
全国の全用途平均が1.4%上昇(前年度:1.0%上昇)
と、3年連続で上昇し、上昇率も拡大した。
住宅地は0.9%上昇(同:0.7%上昇)
となり、3年連続の上昇かつ上昇率が拡大。

住宅需要が堅調で特に大都市圏中心部などで地価上昇傾向
が強まっているほか、人気の高いリゾート地で別荘等の需要
が拡大。引き続き高い上昇となった地点が見られた。
また鉄道新線開業による交通利便性の向上を受けて上昇幅
が拡大した地点も確認された。

商業地も2.4%上昇(同:1.5%上昇)
と3年連続の上昇かつ上昇率拡大。
店舗、ホテルなどの需要が堅調で、
オフィスも空室率の低下・賃料の上昇傾向により地価上昇が継続。
その他、観光客が回復した観光地や都市中心部で高い上昇が見られた
他、都市中心部、再開発事業が進展する地域で地価上昇が継続している。

工業地は3.4%上昇(同:2.6%上昇)。
大手半導体メーカーの工場が進出する地域や高速道路等
へのアクセスが良好な地で高い上昇となった地点が見られた。

圏域別では、
三大都市圏は全用途平均3.9%上昇(同:2.7%上昇)、
住宅地3.0%上昇(同:2.2%上昇)、
商業地6.2%上昇(同:4.0%上昇)、
工業地6.0%上昇(同:4.5%上昇)。

東京圏が
全用途平均4.6%上昇(同:3.1%上昇)、
住宅地3.6%上昇(同:2.6%上昇)、
商業地7.0%上昇(同:4.3%上昇)、
工業地6.6%上昇(同:4.7%上昇)。

大阪圏は
全用途平均2.9%上昇(同:1.8%上昇)、
住宅地1.7%上昇(同:1.1%上昇)、
商業地6.0%上昇(同:3.6%上昇)、
工業地6.3%上昇(同:4.5%上昇)。

名古屋圏は
全用途平均2.9%上昇(同:2.6%上昇)、
住宅地2.5%上昇(同:2.2%上昇)、
商業地3.8%上昇(同:3.4%上昇)、
工業地3.5%上昇(同:3.5%上昇)。

全国の上昇・横ばい・下落の地点数については、
全用途(計2万760地点)が上昇1万31地点(構成比48.3%)、
横ばい3,035地点(同14.6%)、下落7,694地点(同37.1%)。

住宅地(計1万4,554地点)は上昇6,524地点(構成比44.8%)、
横ばい2,096地点(同14.4%)、下落5,934地点(同40.8%)。

商業地(計5,201地点)は上昇2,840地点(構成比54.6%)、
横ばい732地点(同14.1%)、下落1,629地点(同31.3%)。

2024年9月17日8:14 PM

フラット35金利、2ヵ月ぶりの下降

宅金融支援機構は2日、取扱金融機関が提供する
「フラット35」(買取型)の2024年9月の適用金利を発表した。

融資率9割以下・借入期間21年以上の金利は、
年1.820%(前月比0.030%下降)~3.380%(同0.030%下降)。
取扱金融機関が提供する最も多い金利(最頻金利)は
年1.830%(同0.030%下降)と、2ヵ月ぶりに下降した。

融資率9割以下・借入期間20年以下の金利は
年1.430%(同0.030%下降)~2.990%(同0.030%下降)。
最頻金利は
1.430%(同0.030%下降)と、2ヵ月ぶりの下降。

2024年9月14日7:35 PM