11月の建設総合統計、出来高は1.2%減
国土交通省は20日、2020年11月分の「建設総合統計」を
発表した。
建築着工統計調査、建設工事受注動態統計調査から得ら
.れる工事費額を、着工ベースの金額として捉え、工事
の進捗に合わせた月次の出来高に展開し、月ごとの建設
工事出来高として推計したもの。同月の出来高総計は、
4兆7,423億円(前年同月比1.2%減)となった。
民間の出来高総計は2兆5,308億円(同6.7%減)。内訳
は、建築が2兆1,142億円(同7.9%減)、そのうち居住用
が1兆2,802億円(同6.7%減)、非居住用が8,340億円
(同9.7%減)。土木は4,165億円(同0.0%減)だった。
公共の出来高総計は2兆2,115億円(同6.0%増)。内訳
は、建築が3,779億円(同1.5%増)、そのうち居住用は
492億円(同1.6%増)、非居住用は3,287億円(同1.5%
増)。土木は1兆8,337億円(同7.0%増)だった。
2021年1月24日10:46 AM
20年10~11月の民泊宿泊実績は、前年比68%減
観光庁は15日、住宅宿泊事業の宿泊実績をまとめた。期間は
2020年10月1日~11月30日。
11月30日時点の届出住宅数は2万218件で、21年1月6日時点の
報告件数は1万6,659件、報告率は82.4%。
全国ベースでの宿泊日数の合計は9万4,042日(前年同期比
68%減)、届出住宅当たりでは5.7日だった。都道府県別
では、東京都が3万4,084日で最も多く、次いで北海道(1万
2,589日)、福岡県(5,223日)だった。届出住宅当たりで
は、栃木県県が9.2日で最も多かった。
全国の宿泊者数の合計は10万1,390人(同67.7%減)で、
届出住宅当たり6.1人。都道府県別では、東京都が1万7,013
人で最多。以下、北海道(7,270人)、千葉県(6,849人)
となった。届出住宅当たりでは栃木県が29.7人で最多だった。
宿泊者のうち、日本国内に住所を持つ人が9万4,734人
(93.4%)、海外からの宿泊者が6,656人(6.6%)。海外
からの宿泊者を国籍別にみると、1位はアメリカ(2,154人、
32%)、次いで中国(1,470人、22%)となった。
2021年1月22日10:14 AM
令和元年の屋上緑化、前年比2割増
国土交通省はこのほど、令和元年(2019年)の「全国
屋上・壁面緑化施工実績調査」結果を発表した。調査
対象は全国の造園建設会社、総合建設会社、屋上・
壁面緑化関連資材メーカーなど539社。回答数は276社。
調査は19年11月~20年1月に実施した。
同年の屋上緑化の施工面積は約19.7haと、前年を約
3.2ha(19.3%)上回った。新型コロナウイルス感染症
を想定した「新しい生活様式」におけるソーシャル
ディスタンスを考慮して、約5万7,000人分に相当する。
壁面緑化の施工面積は約7.5ha(前年比約2.5ha増)。
屋上緑化の建物用途別施工面積割合は「工場・倉庫・
車庫」(24.9%)が最も大きく、過去最高となった。
次点は「商業施設」(18.1%)。
壁面緑化の建物用途別施工面積割合は、「その他
サービス・娯楽施設」(8.8%)が割合、施工面積
(6,598平方メートル)とも過去最高を記録した。この
区分の大部分を占めるのはホテル等の宿泊施設で、
近年のインバウンド需要を見越して、外壁やエントラ
ンスなどで壁面を緑化した事例の増加がみられた。
調査を開始した00年から20年間の累計施工面積は、
屋上緑化は約537ha、壁面緑化は約103haとなった。
2021年1月7日9:59 AM
フラット35金利、3ヵ月ぶりに下降
住宅金融支援機構は4日、取扱金融機関が提供する「フラ
ット35」(買取型)の1月の適用金利を発表した。
借入期間21年以上(融資率9割以下)の金利は、年1.290%
(前月比0.02%下降)~年2.060%(同変動なし)。取扱
金融機関が提供する金利で最も多い金利(最頻金利)は、
年1.290%(同0.02%下降)となり、3ヵ月ぶりの下降と
なった。
借入期間が20年以下(融資率9割以下)の金利は、年1.200%
(同0.02%下降)~年1.970%(同変動なし)。最頻金利は
年1.200%(同0.02%下降)で、3ヵ月ぶりの下降となった。
また、フラット50の金利は、融資率9割以下の場合年1.810%
~2.280%、9割超の場合年2.070%~2.540%。
2021年1月6日10:10 AM