優良中古住宅制度を開始
国交省、来年4月から優良中古住宅制度を開始
※「(仮称)安心R住宅」、リフォーム・瑕疵保険など条件
国土交通省は、リフォーム済みの質の良い既存住宅
の認定制度について具体的に検討していく。
名称は、当初考えていた「プレミア既存住宅」を変更し、
「(仮称)安心R住宅」で検討を進めている。今年度中
に制度設計を固め、来年4月からの制度開始を目指す。
制度設計については、国が団体を登録し、団体が各
物件の認定を行う事業者を管理するという方向性が濃厚。
国が直接、各物件を認定する仕組みや、国が事業者を
登録し、事業者が物件を認定する仕組みも検討したが、
認定物件数や事業者数を考慮し、現実的ではないとみる。
登録団体は、不動産業界団体に加え、住宅ストック維持・
向上促進事業に選定された協議会なども候補。
既存住宅ストック数は年間約17万戸といわれるが、
そのうち1~2割の認定を想定。認定物件は、戸建てと
マンション両方を視野に入れていたが、戸建てだけに
限る可能性もある。認定条件は、リフォーム済みである
こと、瑕疵担保保険に加入済みであることなど。
リフォームは1、5、10年以内などの案が挙がって
おり、5年で検討中。登録事業者が認定した物件に日程
マークを付与し、民間の不動産ポータルサイトなどで
検索できるようにする。
2016年12月10日2:49 PM