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お試し住宅などで二地域居住を推進

◎ノウハウ蓄積し空き家活用や高齢者活躍の場も

 国土交通省は、今年度の新規事業として、二地域居住
の促進に取り組む。モニター調査として先導的な取り組み
を支援し、二地域居住の推進に向けてノウハウを蓄積して
いく。国土形成計画で位置付けた「対流促進型国土」の
形成に向け、複数の生活拠点を持ちながら複数地域と関わり
を持つ二地域居住や二地域生活、二地域就労などの新しい
ライフスタイル実現を目指す。
 今年度はモニター調査を行い、結果を整理・分析して
具体的な施策検討に活かす。行政やNPO、民間会社などで
構成する協議会による二地域居住推進に向けた先導的取り
組みを支援。移住体験ツアーやお試し居住住宅の他、
周知イベント、ワンストップ相談窓口、割引プラン企画など
を想定する。但し、これらを行う地方自治体は既にあるため、
人員強化やアフターケアも見込む。空き家活用と二地域居住
をセットにした取り組みの効果的な実施方法や、都市部の
高齢者が地方で活躍できる環境整備を通じた二地域居住など
の推進方法も検討する。事業募集は5~6月頃。7月までに
支援する取り組みを決め、補助金を交付する。
支援先は3~4件程度。今後2~3年続ける。

2016年4月7日4:58 PM