借り換え後の金利タイプ、「変動型」が50.2%
住宅金融支援機構は、「2020年度住宅ローン借換えの実態
調査」結果を発表した。
20年4月~21年3月に住宅ローンの借り換えをした1,000人
を対象に、インターネットでアンケート調査を実施。調査
期間は21年4月26日~5月5日。
借り換え後の金利タイプを時系列でみると、「変動型」が
引き続き増加し50.2%だった。「固定期間選択型」も前回
調査から増加し41.5%。「全期間固定型」は8.3%に減少
した。借り換え前の構成比は変動型が40.8%、固定期間選
択型が45.0%、全期間固定型が14.2%。
金利タイプ別の借り換え理由は、すべての金利タイプにお
いて「金利が低くなるから」(構成比:変動型60.2%、固
定期間選択型48.0%、全期間固定型50.6%)がトップ。次
いで「返済額が少なくなるから」(同36.3%、同28.7%、
同31.3%)となった。なお、固定期間選択型および全期間
固定型では「今後の金利上昇や毎月の返済額増加が不安に
なったから」が変動型よりも高くなった。
借り換えによる毎月返済額の減少分の使途は、「生活費」
(同50.3%、同34.1%、同50.0%)、「教育費」(同22.7
%、同21.5%、同17.4%)が多かった。全期間固定型では
「貯蓄(住宅リフォームの資金以外)」の割合も高い結果
となった。
2021年10月18日7:11 PM