コロナ禍で抗菌・抗ウイルス建材が標準仕様に
矢野経済研究所は27日、2020年度の住宅建材・住宅設備
機器市場の調査結果を発表した。調査期間は21年4~7月。
20年度の住宅建材・住宅設備機器市場規模は、
新型コロナウイルス感染症の影響により、
新設住宅着工戸数が減少した影響を大きく受けて、
前年度比減少という結果となった。
今後は、抗菌・抗ウイルス、空気環境改善、非接触などの
新型コロナウイルス感染症対策製品などに対する需要が
増加すると予想。住宅向け建材・設備機器企業40社への
アンケート調査では、「今後標準仕様が見込まれる住宅
建材・住宅設備機器の機能」として、「抗菌・抗ウイルス
建材」が最も多かった。次いで、「非接触(タッチレス)
水栓」「高機能換気システム」「スマート・IoT住宅機器」
だった。その他、「非接触(タッチレス)ドア」「在宅勤務
用デスク」「玄関での洗面化粧台」「戸建て用宅配ボックス」
などへの関心も高まっているとした。
2021年8月31日10:08 AM