首都圏既存マンション、4~6月の成約が過去最多
東日本不動産流通機構は19日、2021年4~6月期の
首都圏不動産流通市場動向を発表した。
当期の首都圏中古(既存)マンション成約数は9,987件
(前年同期比55.4%増)。
4四半期連続で前年同期を上回り、
1990年5月の機構発足以降、4~6月期としては過去最
多となった。地域別では、
東京都5,041件(同52.3%増)、
埼玉県1,210件(同54.3%増)、
千葉県1,227件(同55.3%増)、
神奈川県2,509件(同62.4%増)。
1回目の緊急事態宣言が発令されており、
市場全体が停滞していた。今回はその反動もあり、
すべての都県で大幅な増加を記録した。
1㎡当たりの平均成約単価は59万400円(同12.5%上昇)。
4四半期連続の上昇となり、当期は2ケタの大幅上昇となっ
た。平均成約価格は3,837万円(同13.2%上昇)となり、
35四半期連続の上昇。新規登録件数は3万9,591件
(同12.1%減)となり、7四半期連続で減少した。
既存戸建ての成約件数は4,086件(同57.0%増)と、
こちらも4四半期連続上昇で同期としては機構発足以来の
最多となった。平均成約価格は3,393万円(同19.8%上昇)
と、約2割上昇し、4四半期連続で上昇した。
2021年7月19日7:44 PM