次期無電柱化推進計画、パブコメへ
国土交通省は6日、2020年度5回目となる「無電柱化推進
のあり方検討委員会」を開催。次期無電柱化推進計画案
を示した。
同計画は、計画期間を21~25年度の5年間と設定。「特に
緊急輸送道路の無電柱化を推進し電柱を減少させる」
「徹底したコスト縮減の推進で無電柱化の実施延長を延
ばす」「事業のさらなるスピードアップを図る」という
取り組み姿勢で臨む。
対象道路は、防災の観点から市街地の緊急輸送道路を重
点的に推進するほか、電力や通信のレジリエンス強化の
観点で必要な区間、バリアフリー法に基づく特定道路や
歩行者利便増進道路など安全円滑な交通確保に必要な道
路、世界遺産周辺や重要伝統建造物群保存地区などの景
観形成や観光振興のために必要な道路などを優先する。
進捗・達成度合いを確認する指標として「電柱倒壊リス
クがある市街地等の緊急輸送道路の無電柱化着手率
(38%→52%)」や「特定道路における無電柱化着手率
(31%→38%)」「世界文化遺産周辺の無電柱化率着手
地区数(37→46地区)」などを挙げ、これらの目標を達
成するには「4,000kmの無電柱化が必要」としている。
同省は、近日中に計画案のパブリックコメントを実施。
5月にも同計画を策定する。
2021年4月8日10:16 AM