新築木造戸建の価格、首都圏は2ヵ月連続増
東京カンテイは8日、2021年1月の主要都市圏別・新築
木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積
100~300㎡未満、最寄り駅からの所要時間徒歩30分
以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物ともに
所有権の物件が対象。
首都圏の平均価格は3,733万円(前月比0.5%上昇)と、
2ヵ月連続で上昇。首都圏では分譲戸建てが減少して
価格が上昇する状況となっている。都県別では神奈川県
(3,922万円、同3.1%増)と埼玉県(3,370万円、同1.8
%上昇)が反転上昇して、10月の価格水準を回復する
一方で、東京都(4,516万円、同2.2%下落)と千葉県
(3,130万円、同1.5%下落)は価格が反転下落している。
戸数減少は新型コロナウイルス第三波と分譲物件不足の
影響と考えられる。
近畿圏は3,140万円(同0.7%上昇)と、5ヵ月ぶりに反転
上昇。府県別では、大阪府が3,406万円(同1.4%上昇)と
6ヵ月ぶりに反転上昇。兵庫県は3,059万円(同1.1%下落)
と2ヵ月連続で下落した。京都府は3,362万円(同2.1%上昇)
と2ヵ月連続の上昇となった。
中部圏は3,141万円(同1.9%上昇)と2ヵ月連続で上昇。
愛知県も3,340万円(同1.6%上昇)と2ヵ月連続で
上昇した。
福岡県は3,133万円(同0.2%下落)と、3ヵ月ぶりに
下落した。
2021年2月9日10:39 AM