新設住宅着工、4年連続減
国土交通省は29日、2020年通年および20年12月の建築
着工統計を公表した。
同年の新設住宅着工戸数は81万5,340戸(前年比9.9%減)
と、4年連続で減少した。新設住宅着工床面積は6,645万
4,000㎡(同11.2%減)で、こちらも4年連続の減少だった。
利用関係別では、持家が26万1,088戸(同9.6%減)と
再び減少に転じた。貸家は30万6,753戸(同10.4%減)
で3年連続の減少。分譲住宅は24万268戸(同10.2%減)
で6年ぶりに減少した。
このうちマンションは10万7,884戸(同8.4%減)で
反転減少、一戸建住宅は13万753戸(同11.4%減)で
5年ぶりに減少した。
三大都市圏の圏域別では、首都圏が総数28万3,460戸
(同8.2%減)。内訳は持家5万4,629戸(同6.4%減)、
貸家11万7,873戸(同5.2%減)、分譲住宅10万9,240戸
(同12.1%減)。
中部圏は総数9万5,477戸(同13.8%減)、持家3万9,096戸
(同10.4%減)、貸家2万8,891戸(同18.5%減)、
分譲2万6,129戸(同15.6%減)。近畿圏は総数12万9,957戸
(同5.7%減)、持家3万3,331戸(同10.2%減)、
貸家4万8,503戸(同6.6%減)、分譲4万6,860戸
(同1.9%減)。
12月単月の新設住宅着工戸数は6万5,643戸(前年同月比
9.0%減)と、18ヵ月連続で減少した。新設住宅着工床
面積は538万5,000㎡(同7.9%減)で、17ヵ月連続の減少。
季節調整済年率換算値は78万4,000戸(前月比4.2%減)
となり、3ヵ月ぶりに減少した。
利用関係別では、持家が2万2,819戸(前年同月比2.4%増)
で2ヵ月連続の増加。貸家は2万4,423戸(同11.5%減)と、
28ヵ月連続の減少。分譲住宅は1万7,622戸(同18.4%減)
と、14ヵ月連続で減少した。このうち、マンションは6,149
戸(同31.3%減)、一戸建住宅は1万1,315戸(同8.9%減)。
三大都市圏別では、首都圏が総数2万1,145戸(同9.7%減)、
中部圏が総数7,848戸(同9.9%減)、近畿圏が1万453戸
(同13.2%減)となった。
2021年1月31日11:04 AM