新型コロナ、不動産業界の85%が「マイナス影響」
帝国データバンクは、「新型コロナウイルス感染症に
対する企業の意識調査」(2020年7月)の結果を発表
した。
2月以降毎月調査しているもので、今回で6回目。調査
は7月16~31日、全国2万3,680社を対象に実施し、1万
1,732社から回答を得た。
新型コロナウイルス感染症により、「マイナスの影響
がある」と回答した企業は82.7%(前回調査比1.8ポイ
ント減)。5ヵ月連続で80%を超えたものの、比率は
3ヵ月連続で低下した。内訳は「すでにマイナスの影響
がある」68.4%(同1.8ポイント増)、「今後マイナス
の影響がある」は14.3%(同3.6ポイント減)。「影響
はない」は10.2%(同2.0ポイント増)、「プラスの
影響がある」は3.1%(同0.1ポイント増)となった。
「マイナスの影響」を見込む企業を業界別にみると、
最も多かったのは「運輸・倉庫」で87.5%。以下「製造」
85.7%、「不動産」85.0%となった。「不動産」では、
すでにマイナス影響が出ているという回答が71.5%、
今後のマイナスを見込む回答が13.5%となった。また、
「不動産」は「プラスの影響がある」という回答が0.5%
となり、全9業界でもっとも低かった。
2020年8月18日10:26 AM