リ・バース60、19年度も付保実績が倍増
住宅金融支援機構は29日、2019年度および20年1~3月の
リバースモーゲージ型住宅ローン「リ・バース60」の
利用実績等を公表した。
同商品は、60歳以上が対象の住宅融資保険を活用した金融
機関によるリバースモーゲージ。毎月の支払いは利息のみ
で、元金は利用者が死亡した時、担保物件の売却で一括返済
する仕組み。
19年度の同ローンの付保申請戸数は980戸(前年度比91.8%
増)、付保実績戸数687戸(同133.7%増)、付保実績金額
93億6,000万円(同111.3%増)といずれも大幅増、取扱金融
機関数も65(同13機関増)となった。
申込者の平均像は、年齢70歳、年収338万円。63%が年金
受給者で、使途は「戸建新築」(33.6%)、「戸建てリフォ
ーム」(24.8%)、「新築マンション購入」(21.0%)など。
資金計画は、所要額2,741万円、融資額1,523万円、毎月返済
額3万円。利用タイプは、98%がノンリコース型。
なお、20年1~3月は、付保申請戸数264戸(前年同期比61.0%
増)、付保実績戸数233戸(同104.4%増)、付保実績金額36億
2,000万円(同90.5%増)、取扱金融機関数65(同13機関増)。
2020年6月4日11:09 AM