4月の住宅着工、6.9万戸と10ヵ月連続減
国土交通省は29日、2020年4月の建築着工統計を発表した。
同月の新設住宅着工戸数は6万9,162戸(前年同月比12.9%減)
と、10ヵ月連続で減少した。新設住宅着工床面積は571万
1,000㎡(同12.4%減)で9ヵ月連続の減少。季節調整済年率
換算値は79万7,000戸(前月比12.0%減)となり、3ヵ月ぶり
に減少した。
利用関係別では、持家が2万1,015戸(前年同月比17.4%減)
で、減少は9ヵ月連続となった。貸家は2万4,976戸(同15.4%
減)となり、20ヵ月連続の減少。分譲住宅は2万2,557戸(同
3.6%減)と6ヵ月連続で減少した。分譲住宅のうち、マン
ションは1万723戸(同2.3%増)、一戸建住宅は1万1,665戸
(同8.1%減)となった。
三大都市圏別では、首都圏は総数2万4,903戸(同13.1%減)
で、内訳は持家4,295戸(同18.3%減)、貸家9,613戸(同
19.1%減)、分譲住宅1万741戸(同3.6%減)。中部圏は総数
8,982戸(同10.9%増)で、内訳は持家3,301戸(同4.1%減)、
貸家2,519戸(同0.4%減)、分譲住宅3,139戸(同61.4%増)。
近畿圏は総数1万30戸(同15.7%減)で、内訳は持家2,446戸
(同25.7%減)、貸家3,639戸(同13.7%減)、分譲住宅
3,780戸(同13.4%減)だった。
2020年6月1日10:19 AM