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国交省:データ連携基盤始動。国土情報22万件

国土交通省は、国土や経済活動などに関する官民の

データ連携基盤となる「国土交通データプラットフォ

ーム1.0」の一般公開を24日に始めた。国と地方自治体

が保有するインフラデータ約8万件、全国の地盤データ

約14万件の計22万件を地図上に表示。検索や閲覧がで

き、必要なデータのダウンロードも可能。今後、他省庁

や自治体、民間などの保有データとの連携を拡大。プラ

ットフォームの改善・充実を図る。

国交省は2019年5月に「国土交通データプラット

フォーム整備計画」を策定し、プラットフォームの構築

を進めてきた。様々なデータをAPI(アプリケーション・

プログラミング・インターフェース)で連携。国土交通

行政のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を

推進することで、施策の高度化やオープンイノベーション

の創出を目指している。

プラットフォーム1.0には、国交省が管理する「社会資本

情報プラットフォーム」と、国土地盤情報センターが

管理する「国土地盤情報データベース(DB)」がAPIを

用いて連携している。国や自治体が保有する橋梁やトン

ネル、ダム、水門など社会インフラ約8万の施設情報と、

全国の約14万地点の地盤データを同一地図上で表示・

検索・ダウンロードできる。

インフラ施設情報は、諸元(施設名称、所在地、完成

時期など)。維持管理情報(点検結果など)。地盤データ

は、諸元(調査名、位置情報など)。柱状図(ボーリング

データ)。土質試験結果一覧表-を収録している。ICT

(情報通信技術)施工の工事成果品に含まれる3Dデータ

(点群データ)約250件も表示・検索できるようにした。

国交省は20年度、直轄工事・業務の電子成果品に加え、

他省庁や自治体、民間などが保有するDBとの連携を試行。

具体的な課題を整理し対応方策を検討するとともに、

セキュリティー機能や利活用ルールなども整備。データ

連携を広げていく。

プラットフォームの幅広いデータ連携や活用に向けた

取り組みを推進するため、「オープンデータチャレンジ」

を開催。インフラ管理者や利用者が抱える課題について、

プラットフォームを活用して解決するシミュレーション

事例などを募集し、新たな価値の創造につなげる。

2020年4月27日8:28 PM